「一休さん」は、300本のうち、100本くらいは母と子の話を全編貫いたストーリーであり、いわばホームドラマ、放送作家の田代淳二氏が脚本を書いたそうです。
また、母の小そでを裂いて作ったテルテル坊主を登場させたり、やんちゃ姫を出したりして、ドラマをふくらませてくれたのが、アニメ・ライターの辻真先氏であり、辻氏はいいアイデアをいくつも出しました。
「これまでの漫画には言葉遊びがなかったので、早口言葉、しりとり、語ろ合わせなどを盛んに使いました。『は』の字を21文字の中に使ったりして、声の出演者たちを悩ませた。私はミステリー作家でもあるので、雪を使ったトリックなどを用い、犯人あてを楽しみました。"とんち"は知恵比べなので、そんな話を持ち込むこともできた」と辻氏は語っていたそうです。